中国TikTokなどショートムービーが圧倒的な伸び。中国モバイルインターネットのトレンド調査。

中国モバイルインターネットは全体市場としては頭打ち。

Quest Mobileから中国のモバイルのトレンドについてのマーケティング調査が出ているので共有します。

中国のモバイルインターネットユーザーは2019年秋で約11.3億人、前年比1.3%の増加でした。2018年の初めには増加率は前年比6.2%あったことを考えると、中国全体のモバイルインターネットユーザーはほぼ飽和状態にあると言ってもいいのではないかと思います。

自分の感覚でも、日本以上に中国では同人もモバイルインターネットを活用しており、生活の一部としていることは感じています。

中国モバイルインターネットMAUトレンドの推移
中国モバイルインターネットMAUトレンドの推移。Quest Mobileより。

また、 1日平均の使用時間に関しても、 2018年の末には前年比23%の伸びがあったのが2019年の9月には前年比7.3%まで落ち込んでおり、ここからもモバイルインターネットの全体の伸びとしては既にある程度飽和状態になっているということが言えるのではないかと思います。

中国モバイルインターネットユーザーの1日平均の使用時間。Quest Mobileより。

モバイルインターネットサービスとしてはショートムービーが圧倒的な伸びを見せる。

そんな中、各モバイルサービスの利用率の状況はどのようになっているのでしょうか?
下の表からわかるように、2019年9月の前年比で最も伸びているのはショートムービーの64.1%です。 時点の E コマースに関しては約7.8%の成長率なので、そういった意味では2019年度はショートムービーが明らかに躍進した年だと言えそうです。

ユーザーの使用時間がは左のショートムービーが最も増える。Quest Mobileより。

実際に、中国TikTok や快手などのショートムービー専用の APP だけではなく、この2、3年、タオバオやJD京東などの E コマースプラットフォーマーもショートムービーサービス力を入れてきており、 中国全体としてショートムービーが盛り上がっているトレンドが見て取れます。

下の表からも、2019年の秋にはある程度落ち着いてきたとはいえ、成長率は今ない25%近くあるといった点からもこの傾向は見て取れます。またこれは新型コロナウイルス流行の前のデータなので、その後の E コマースプラットフォームにおける数多くの出展者がショートムービーを始めているところを見ると、相当な増加率になっているのではないかという予測も立てることができます。

ショートムービーアプリ月間MAUの推移。Quest Mobileより。

ショートムービーも競争が激しい中では、基本に忠実なきめ細かなアカウント管理がより一層重要になる。

実際に、ショートムービーが流行りだすに従ってその内容もどんどんどんどん洗練されてきており、やはりファンが多く、アクセスが多いのは、それ何面白いコンテンツを配信しているアカウントであるという風に言えます。これは必ずしも動画作成にお金をかけろという話でもなく、ある程度のクオリティーできちんとファンにリーチする動画が良いという風に考えています。