中国TIkTokを活用、アイスクリームのマーケティングで口コミとファンの育成

食品における中国TikTok (ティックトック)のマーケティング事例。

夏を迎えたことでアイスクリームのマーケティングが色々と展開されてきています。そんな中、今年はショートムービーとVR技術とインフルエンサーや芸能人を融合させたマーケティングが出てきているのでその事例を紹介します。

中国TikTok (ティックトック)の活用となると、主にファッションや化粧品、あるいは観光などが目立っているところはありますが、食品のような日常品においても上手く用いれば、認知や理解の向上だけでなく、新たなファンの獲得や育成と言うブランドロイヤリティを高めることが出来ると言う面白いマーケティング事例です。

ユーザー応募型コンテンツで情報拡散。

5月13日に徳氏黒ビールアイスクリームの中国TikTok でのプロモーションが開始されました。これはイメージキャラクターに「張新成」を起用し、ユーザー参加型で徳氏黒ビールアイスクリームの質を高めることを狙いにしているプロモーションです。

まずは、「張新成」のショートムービーを放映し、今回のキャンペーンの簡単な説明と参加を促しました。

イメージキャラクター「張新成」のショートムービー
イメージキャラクター「張新成」のショートムービーでキャンペーンの参加を告知。

今回の中国TikTok を用いたマーケティングは、ユーザー参加型のプロモーションで、ハッシュタグ「#一口噛んでHappyが爆発」をつけた動画を投稿することで、129円のアイスクリームセットのチケットがもらえるキャンペーンとなっています。

1位はアイスクリームセットを30セット1名、2位はアイスクリームセット10セットを4名、3位はアイスクリームセット5セットを5名もらえるプレゼント内容です。

「#一口噛んでHappyが爆発」投稿キャンペーン。
「#一口噛んでHappyが爆発」投稿キャンペーン。

このキャンペーンの参加者はまず上記中国TikTokの「#一口噛んでHappyが爆発」特設ページにアクセスします。


この特設特設ページにアクセスしたら、ここから「参与」ボタンを押し動画を作成します。動画は各種 VR 効果があり、例えばVFXで出てきた「徳氏黒ビールアイスクリーム」を食べるなどのアクションを行って動画を撮影します。

動画作成の例。アイスのVRなどが出てくるのでそれに合わせた動画を撮影。
動画作成の例。アイスのVFXなどが出てくるのでそれに合わせた動画を撮影。

動画を撮影したら、「#一口噛んでHappyが爆発」のハッシュタグと同時に徳氏のアカウントに返信をして応募終了となります。

「#一口噛んでHappyが爆発」のハッシュタグと同時に徳氏のアカウントに返信をして応募終了。
「#一口噛んでHappyが爆発」のハッシュタグと同時に徳氏のアカウントに返信をして応募終了。

このキャンペーンが開始されてから3日で「#一口噛んでHappyが爆発」の総放映数は1億回を突破し、応募された動画は7000を超えました。

このように、若い世代に影響力のあるイメージキャラクターを起用し、今若い世代に最も使われているSNSである中国tiktokを用い、VR動画での応募と言う 口コミの拡散を行った点などがこのようにプロモーション効果を高めた原因ではないかと考えています。

1週間で2億回以上放映され、ファン数も増加。

特に動画であれば、VR による体験による自分事化や 音楽によるイメージ付けが、文字と静止画だけ、あるいは単なる動画の視聴だけよりも高いことは想像できるでしょう。

結局今日のこのプロモーションで1週間で2億以上の放映量を達成し、徳氏黒ビールアイスクリームの認知を高められただけでなく、黒氏自体のファンも増やすことができました。

このように、ユーザーの認知や理解を促進する一過性のプロモーションだけではなくて、ファンという資産を増やし活用することができるという意味では、トータルで考えても単発のプロモーションより全体効果を高く保つことができるということが言えるのではないかと思っています。

そういった意味では今後の中国のマーケティングにおいては、単発プロモーションを考えるだけではなく、そっからいかにファンを獲得し育成していくかということを意識した企画を作っていくというところが重要になってきそうです。