中国TikTokでファン数や売上を上げている事例2選

新型コロナウイルスの影響もあり、ショートムービーやライブコマースが花盛り。

新型コロナウイルスの影響で、中国人の購買習慣がかなり変わってきたという風に言われています。

具体的には、 Eコマースへの依存が更に加速し、ライブコマースが新しい販売方式としてすっかり定着し、ショートムービーやライブ放送を使ったマーケティングプロモーションも今までより効果をあげてきています。

そんな中、ショートムービーを使ったマーケティングプロモーションの中で本命である「中国TikTok」を今年から積極活用してマーケティングプロモーションの効果を上げている事例について紹介します。

成功事例1 : VOAシルク。他社の露出が減る春節に集中投下。

2年前から「中国TikTok」で試験的に動画を放映していましたが、春節では様々な企業が休みに入り、中国TikTokでの露出の競合が少なくなると分析し、60本のショートムービーを事前に準備して春節に備えました。

これだけショートムービーを準備したので、春節休みが延長した際にも毎日1~2のショートムービーを配信することはでき、春節期100万のファンを惹きつけることができました。

ショートムービーの内容としては、製品の紹介をメインとしつつ、工場の様子や検品の様子などもショートムービーで配信を行っており、ブランドの信頼度の向上を行なっています。

またライブコマースなどにも進出し、直接製品を説明して Eコマースプラットフォームに誘導しています。 

このように、上手く中国TikTokを活用して、5月のライブコマースでは1日に100万元以上の売上を達成しました。

VOAシルクは春節期に集中投下することで中国TikTokで100万のファンを惹きつける
VOAシルクは春節期に集中投下することで中国TikTokで100万のファンを惹きつける。

成功事例2 : 洪葉カシミヤ。動画やライブコマースの数で勝負。

2018年から中国TikTokでショートムービーの配信を始め、現在のファン数は50万以上、300以上の動画をアップロードしています。また、ライブコマースも7時から毎日行っています。

現在、彼らの中国TikTokからの販売額は1500万元以上、年間の営業収入の60%以上を占めています。 また商品について詳しく解説していたりアフターサービスを充実させることでリピート購買は70%を超えています。

洪葉カシミヤは丁寧なマーケティングの展開で中国TikTokからの販売は1500万元以上
洪葉カシミヤは丁寧なマーケティングの展開で中国TikTokからの販売は1500万元以上。

ここで見てきたように、中国TikTokでは「質」以上に「数」も重要だということが言えます。

どうしても日系企業の場合は、 そのあたりの事情を知らずに、動画の撮影や編集を高クオリティーの外注に任せてしまうことで、高コストでの動画制作を行ってしまい、結果配信が少なく、事情が分かっている中国系企業や中国人にマーケティングを任せている欧米系企業に差をつけられてしまっている現状があります。

そういえば、最近もとある日系大企業の駐在員日本人のマーケティング責任者が「社内の人間にはなるべく概況させるように指示を出している」と言ってました。しかしこれは現在の中国でのマーケティングのやり方に真っ向から逆行するやり方なのです。

日系企業は基本的に制作を外注する、それも高いクオリティーで制作するという文化があるで、 中国の事情を理解しながらきめ細かくマーケティングを行っていくというのはなかなか難しいところがあるというのは個人的に感じている次第です。