Wechatの検索サービス「Wechatサーチ」が一新、SEO対策がより重要に。

どんどん拡張を続けるWechatの機能

Wechatはリリース以来機能をどんどん拡張しており、現在も新しい機能を中国のニーズに合わせて続々とリリースしています。

そんな中、百度の検索精度があまり高くないという事情もあり、WechatやWeiboが検索エンジンとして使われることが増えてきています。

また、Wechat自身も検索機能を充実させることで、Wechatが情報のプラットフォームとして機能しだしているという流れがあります。

そのような流れの中、WechatのSEOサービスである「Wechatサーチ」がリニューアルし、アカウントのアクティブ度によって行えるSEO対策が変わってきています。

そんな中、Wechatの運営会社であるテンセントが2019年のWechatの状況についてまとめているので、それを今回は紹介しつつ、中国のマーケティング対策上で必要なWechatでのSEO対策について簡単にまとめてみたいと思います。

Wechatの機能で「検索」が使われるようになってきている。

Tencentによると、現在のWechatのアクティブユーザーアカウントは12億を超えており、1日のアクティブユーザーは8億超えてると言ったように、少なくとも都市部に関しては老若男女ほぼ全員がWechatアカウントを持って、頻繁にコミュニケーションをしていると考えてもらっても差し支えありません。

その他にも、Wechatのミニプログラムの1日のアクティブユーザーが4億を超えています。

Wechatに関しては、公共交通機関の支払いなど日常的にミニプログラムを使う機会が多く、普通に生活している限りではほぼ毎日なんらかの形でミニプログラムを使う機会があります。

最もよく使う頻度が高いと思われる公共交通機関の支払い。最近では新型コロナウイルスのチェックインアプリが毎日のように使う機会がある。
最もよく使う頻度が高いと思われる公共交通機関の支払い。最近では新型コロナウイルスのチェックインアプリが毎日のように使う機会がある。

その他にはWechatの情報発信などが行える認証を受けている公式アカウントが2000万を超えたり、Wechat payの1日の支払額が10億元を超えているといったデータも出ています。

Wechatのアクティブユーザーなどの各種データ。テンセントより。

また、Social Betaの調査によると46%の人がWechatでの情報検索を頻繁に行っており、32%の人が情報検索でWechat検索をファーストチョイスとして用いると言う結果になっています。

これには一つ理由もあって、Wechatは情報発信ツールなのでWechatで検索した方が、調べものなどは自分が探している情報が見つかりやすいという背景があります。

特に商品情報などは、自分の友達がかつて共有したような情報などもまとめて検索できるので、そういう点でも使い勝手の良い検索機能を持っていると言うことができます。

例えばWechatで「日本化粧品」と検索した例。商品、記事、友達の口コミなど様々な角度から検索をすることができ、使い勝手が良い。
例えばWechatで「日本化粧品」と検索した例。商品、記事、友達の口コミなど様々な角度から検索をすることができ、使い勝手が良い。

WechatのSEO対策は「Wechatサーチ」を開通するのが効果的。事前の策としてミニプログラムやWeb自体の対策も。

このようなWechat検索からの流入を促進するためにSEO対策はやはり欠かせません。

では具体的にどのようなことをやって行ったら良いのでしょうか。

まずは第一に公式Wechatを作るところから始めるというのが最も良いでしょう。

ここである程度のファン数やアクセス数を稼ぐことができれば、検索をした時にTOPの位置に配置されます。

次に、Wechatの機能の中に「Wechatサーチ(微信搜一搜)」と言う項目があるので、それを開通することでSEO対策ができます。

これには「A級」「B級」「C級」とあり、上級になるにしたがってより強力なSEO対策を行えますが、申請には条件があります。最も簡単な「C級」でも、月間での1日の平均クリック数が100クリックなど条件があり、仮に月4回配信するアカウントであれば、おそらく1万人から1.5万人程度のファン数が必要になってくるくらいには強いアカウントとでないといけません。 

「Wechatサーチ」を発動させるための最もゆるい基準である「C級」でも月の平均クリック率が100は必要なので、ハードルはそれなりに高い。
「Wechatサーチ」を発動させるための最もゆるい基準である「C級」でも月の平均クリック率が100は必要なので、ハードルはそれなりに高い。

次に、Wechatのミニプログラムを用いてモバイル情報サイトを構築するのも効果があります。

Wechatの検索は「公式アカウント」「ミニプログラム」「記事」「Webサイト」などに分かれており、要するに入り口を増やす効果が見込めるためです。

またWechatサーチはWebサイトの情報も検索エンジンから拾うことから、公式WebサイトのSEO対策も有効となってきます。

具体的には、中国国内でICP番号をとって公式予約サイトを運用したり、きちんとSEO効果を狙ったコーディングを行ったり、百度認証や百度CDNなどのマーケティング施策を行なったりなどです。

このように、WechatのSEO対策は、Webの百度検索のとは違ったSEO対策が必要です。

なので、公式アカウントによる情報の配信を中心にしつつ、アクセス結果を見ながら、出来る範囲からSEO対策を行っていくのが良いでしょう。