618セールのWeiboのマーケティング内容まとめ

618セールも終わり、それに関連するさまざまなマーケティングのデータが出てきています。

そんな中、Weiboから618セールに関する様々なマーケティングデータが出てきているので、今回はそれを取り上げていきたいと思います。

618セールの主力は女性のZ世代。

まず618セールに関連したWeiboのつぶやきを見てみると、そのうちの約7割が女性からの発信でした。また、 Z世代とも呼ばれている90年代以降産まれのつぶやきは8割以上を占めています。

このことから、 マーケティング的に考えると、「若い」「女性」が618セールのマーケットとしては最も大きいということがいえます。 

618セールの「若い」「女性」マーケットは70%と最も大きい
618セールの「若い」「女性」マーケットは70%と最も大きい。

618セールは3級4級以下の都市に関しては90%近くを占、学歴は8割以上が大卒以上であり、上海・北京・広州の比率が高い。

また618セールの地域ですが、 中国語で「下沉市場」と呼ばれる、3級4級以下の都市に関しては90%近くを占めています。

そういった意味では、618セールの広がりは都市部だけではなく全国的なセールイベントとなっているということが言えるかもしれません。

もちろんこれには、 特に今年は中国政府の「貧困根絶(脱貧攻坚)」のスローガンがあるため、都市部以外でのEコマースを推進していることから、より下沉市場でのEコマースが活発になっているという背景もあるのでしょう。

とはいえ、 大学卒以上の学歴が8割以上を占めており、そんなに知的階層が支えているということがいえそうですし、個別の都市に関しても上海、北京、広州などの商業が活発な地域がアクティブ指数が高いですが。

618セールは3級4級以下の都市に関しては90%近くを占める。学歴は8割以上が大学卒以上であり、上海・北京・広州の比率が高い。
618セールは3級4級以下の都市に関しては90%近くを占める。学歴は8割以上が大学卒以上であり、上海・北京・広州の比率が高い。

芸能人やインフルエンザからの情報発信は約20億PV近く。また3万人以上のインフルエンサーから情報が発信。

また、618セールの特徴として、企業アカウント以上に芸能人やインフルエンサーからの情報発信の方が露出が多かったと言う結果が出ています。

例えば下記にあるように、企業アカウントからの情報発信の総閲覧数は約14億PVだったのに対し、芸能人やインフルエンザからの情報発信は約20億PVほどあり、3万人以上のインフルエンサーからの情報発信がありました。

芸能人やインフルエンザからの情報発信は約20億PV近く。また3万人以上のインフルエンサーからの情報発信。
芸能人やインフルエンザからの情報発信は約20億PV近く。また3万人以上のインフルエンサーからの情報発信。

またその芸能人の中からランキングも出ています。李現や呉亦凡など若年層に人気がある芸能人が高い露出を占めています。

李現や呉亦凡など若年層に人気がある芸能人が高い露出を占める。
李現や呉亦凡など若年層に人気がある芸能人が高い露出を占める。

芸能人の618セールの日へのライブコマースの参戦状況参考1。
芸能人の618セールの日へのライブコマースの参戦状況参考1。

可処分所得の高いの高いZ世代に向けてハイエンドブランドがマーケティングプロモーションを推進。

また、 ハイエンドブランドが可処分所得の高いの高いZ世代に向けてマーケティングプロモーションを推進していたのも大きな特徴でした。

例えば下記は、ティファニーが618セールの日に易烊千玺を起用したマーケティングプロモーションを展開しました。 

ティファニーは618セールの日に易烊千玺を起用したマーケティングプロモーションを展開。
ティファニーは618セールの日に易烊千玺を起用したマーケティングプロモーションを展開。

ティファニー以外にも海外ブランドに関してはランコムやP&GのOLAY、アンダーアーマーなども618セールに力を入れてマーケティングプロモーションを積極的に行っていました。下記はWeiboでの各ブランドのPVトップ10です。

618セール期間中のWeiboでの各ブランドのPVトップ10
618セール期間中のWeiboでの各ブランドのPVトップ10。
OLAYの618セールの日のマーケティングプロモーションに関してはこちらも参照。

芸能人のライブコマースへの進出げ顕著、今後は芸能人が主体になる可能性あり。

最後にインフルエンサーのランキングです。トップインフルエンサーの「Ausitin(李佳琦)」や「Viya(薇娅)」などがランキングに入っていますが、今回の618セールの日ではどちらかと言うと芸能人のライブコマースなど販売促進への参入が多く見られており、これからはインフルエンサーよりも、 ライブコマースもより芸能人が主体になってくるのではないかというふうに考えられます。

また、企業が単独で情報の拡散を行うには限界があるので、インフルエンサーや芸能人の手を借りて情報配信の強化を行うということは今後もあり得ることでしょう。

618セールのインフルエンサーランキング。トップインフルエンサーの「Ausitin(李佳琦)」や「Viya(薇娅)」がランクイン。
618セールのインフルエンサーランキング。トップインフルエンサーの「Ausitin(李佳琦)」や「Viya(薇娅)」がランクイン。

とはいえ、相変わらず中国のインフルエンサーや芸能人の間ではサクラによるファン数などの水増しが横行しているので、実際に自分の企業でインフルエンサーや芸能人を起用する場合には注意が必要です。

もちろんインフルエンサーや芸能人によって水増しの度合いというものは温度差はあるのですが、究極のマーケティング業界では、大体ファン数が10倍から100倍ぐらい水増しされているという前提でマーケティングプランを立てることが常識となっています。

618セール(ライブコマース)の水増しなどは下記なども詳しい。

このように618セールの日は「若者」「女性」ターゲットとしつつ、そのターゲットは可処分所得が意外にも高いので、日用品だけでなくハイエンド商品の販売にも適しているといえそうです。

とはいえ、販売を促進するためには大幅な割引価格であったり、「1元タイムセール」だったりと言った過激な販促を行わないとなかなか販売に結びついて行かなかったり、そもそもその場で販売数は伸びても結局が気になって返金や返品が意外に多かったりもするので、全体的な利益を考えてマーケティング計画を作っていく必要があるでしょう。