
ライブコマース開始1週間後、1回のライブコマースで400足、11万元の売上。
新型コロナウイルスの影響で店舗での販売ができなかったり、販売の落ち込みをカバーするためにライブコマースを行う企業が増えてきています。
そんな中、スケッチャーズがわずか一週間で、単体でのライブコマースで11万元売上た事例を紹介します。
スケッチャーズは中国TikTokでライブコマースを開始してから一週間の6月29日に1回のライブコマースで、400足以上の発注を受け、売上高は11万元を突破しました。

数こそ力、1日に10時間以上ライブコマースを実施。
一般的にライブコマースの場合は1日に3、4時間ライブコマースを行います。
ただし、 今はライブコマースの競争がとても激しいので、競合と同じだけの時間をライブコマーズに費やしてもなかなか効果が上がってきません。
そこでスケッチャーズは、毎日10時間以上ライブコマースを行うと言う露出時間を大幅に増やすという戦略をとっています。なのでライブコマース専用の司会も6人で回しています。
また、 ライブコマースを開始する前に、ライブコマースに関する研修を受けるなど準備をしてからライブコマースを開始しました。

さらにこの6人でライブコマース以外にもショートムービーをどんどんアップロードしており、とにかく露出量で競合と勝負をしています。
また、3〜5分の短いスパンで、 アカウントフォローや抽選や優待イベントなどの参加を促すなど、視聴者を常に販売へと促すようにしています。
中国TikTokの企業認証で「オフィシャル専売店」の称号を獲得。
またスケッチャーズはライブコマースを開始するにあたり中国TikTokの「企業認証」を獲得しました。 これにより「スケッチャーズオフィシャル専売店(官方専売店)」をアカウント名称にすることができ、 高い信頼を獲得することができました。

ライブコマースの場所は実際の店舗にする。
ライブコマースの場所に関してはスケッチャーズの福建の旗艦店で行なっています。これによりライブコマースにリアルに臨場感を持ってライブコマースをすることができ、販売に寄与することができます。

このように、ライブコマースは、実際の店舗のスタッフであったり、店舗の場所をうまく活用することで、費用対効果高く販売を促進することができます。
逆に言うと、お金をかけてやればやろうとするほど、いくらでもお金をかけることはできるので、どこまで自社でやるのか、どこまで費用をかけるのかを見極めることが、 ライブコマース成功していく要因となりそうです。